奈良県の自転車道は荒れててつらいけど、山間部での良いコースはいくらでもある

www3.pref.nara.jp

奈良県には立派なサイクリング案内がありますが、奈良県の森林割合は総面積の76.8%とやたら山です。

平地で楽しめそうな京奈和自転車道の奈良区間など評判は芳しくなく、大きな河川は東西に流れているものですから南北につなごうとするとそれに沿った自転車道などには無理があるというもので、想像される通り自動車道と平面交差したり快走出来るような場所は残念ながら僅少です。

 

3府県広域図

www.pref.kyoto.jp

 

県下は山が多く、こればかりは避けようもない事実ですので、坂が苦手(坂弱者)ながら地元で楽しむのはヒルクライムしかなかろう。と、見方を変えましたら同じように山を楽しむ方が多いようで、おそらくは県が考えたコースとはちょっと違うようです。

 

ヒルクライマーとは違う(坂弱者)わたしが苦しみながらも楽しく登った山を紹介します。

乗鞍エコーラインをロードバイクで登って剣が峰を登る

 

国内で自転車で登れる最高峰乗鞍畳平を目指すサイクリングコースです。

乗鞍スカイラインは訪問日には通行止めでしたが、開通のアナウンスがされました。

乗鞍スカイライン通行状況: 2024年8月20日(火)13:00 開通

norikuradake.jp

今回は開通している乗鞍エコーラインを登ります。

norikura.gr.jp

こちらに親切な案内がありますので参考にしてください。

 

前日23時に現地に到着しました。

まずはベースとなる乗鞍観光センターに立ち寄りますが、既に翌日のバス待ちの自動車で半分くらいは埋まっています。

込み合う翌朝の状況を考えて今回はハイカーが少ない三本滝から出発することにしました。

翌朝ゲートオープンは[7〜9月] 午前6時〜午後6時ですので、身支度をして準備をします。 

前回はバスが入る前に登り始めましたが、先行者をうっかり追い抜いて先頭になってしまってカーブを曲がったら熊とばったり。 

なんて余計な心配をしましたので、今度は登りですごい音がする登山バスが行った後にゆっくり出発としました。

熊鈴も付けましたけど効果があるのかどうか・・・

 

今回装備品は、普通のサイクリング装備にシューズも入れた登山装備をプラスしています。 途中で補給ポイントがあるのでボトルは1本です。

登山用に畳平で水は購入できます。

 

ヒルクライムレース試走の人に比べて装備は激重であります。

 

森林限界を超えるまでは森の中を谷間を流れる涼しげな水音を聞きながら高度を上げてゆきます。 

時折硫黄の匂いがしますので温泉なんだろうなという感じ。

途中に先行したハイカーを追い抜きます。 

以前は登山道を歩いている姿を見ましたが今回は全員エコーラインを歩いています(熊対策かな?)

 

休憩ポイントですが、余力があったので冷泉小屋を通過します。 

森林限界を迎える直前に位ヶ原山荘に到着。 ここも余力があるので通過します。

 

撮影は下りにて。

森林限界を超えると一気に見通しは良くなりゴールが見えてきますが心なしか空気が薄い気がします。

傾斜は激しいわけではなく楽しみながら高度を上げてゆきます。

補給職のノアールなど登り初めからこんな状態ですし。

この辺りでは自転車を降りて押している人も見かけますが、ハイカーが下から歩いて居る位なので全然押しでも頂上は目指せますし、景色楽しみ放題ですから。

ゴール直前には大雪渓が見えてきます。

 

岐阜県県境ゴールです。

ガスってます。

ガスっていましても晴れ予報でしたからしばらく様子を見てると一気にガスが消えました。

チャンス到来ですしシューズを履き替えフリースやズボンを履き、山装備にします。

絶景が広がります。

畳平の標高が2720mで、そこから歩く剣が峰の標高は3026mです。

平地が35℃もある猛暑日に気温11℃ですから、比較的容易いとはいえ舐めない方がいいかと感じました。 ハイカーの装備はかなりしっかりしたものです。

 

画像

稜線にも人が多いので歩きにくい。

画像

山頂は人が多すぎて到底休むような雰囲気もなく、山バッジと参拝を済ませて下山。

 

小屋で記念品もありますよ。

バイク&ハイクバッジは前回いただきました。 自転車に飾っています。

 

下山前に開通前の乗鞍スカイラインゲートにて。

楽しみであります。

 

帰りに立ち寄った白骨温泉めちゃくちゃ混んでました。

10Sマイクロシフトのブラケットカバーが無いのでシマノ用を流用できるか

2×10速 のマイクロシフトSTIレバーです。

操作がシマノと全然違うのでかなり戸惑ったものですが、これはこれで軽い操作感が悪くないなという印象。

本体はきちんと作動しますが、ブラケットカバーなどボロボロで切って捨ててしまいました。

 

もうブラケットカバーなど終売して久しいマイクロシフトのブラケットカバーですがもう手に入ることもなく今回も、ST-A070(ターニー)用を装着してみました。

全然形が違いますが、とりあえずは固定できました。

少しカットすれば見栄えは違うようにも思えますが、そのままでもずれることは無く、使えないことは無いかと思われました。

 

使えるだけありがたいので、私はこのまま使用することにします。

鳥羽パールロードをミニベロライド

三重県の鳥羽と志摩を結ぶパールロードは海岸線を走るドライブルートですが、サイクリングコースとしても整備がされています。

 

今回の出発は近鉄鳥羽駅としました。

目指す場所は和具港で近鉄賢島まで船で移動します。

走行距離は48.4キロですが、アップダウンが多いルート。

 

パールロード、国道128号と260号のコースです。

maps.app.goo.gl

鳥羽駅からパールロードまでは案内がありますので、さほど迷うこともないと思います。 パールロードに入ると交通量は少なくなり快適です。

鳥羽水族館横を通過し海沿いを走ります。

麻生の浦大橋通過。 フォトスポット。

 

途中の食事は鳥羽展望台にて可能。

www.toba-tenboudai.co.jp

 

画像

パールロードは絶景でありますが、基本的にアップダウンを繰り返すために、平地はありません。獲得標高は1000m程度あると聞きます。

とは言っても、激坂があるわけはないので押して登るような場所は無く穏やかなルート。 

画像

サイクリングコースに指定されていますから、御覧の通り設備は非常に充実していて、エアポンプなども常設しています。

 

パールロードが終わり、道なりに進むと近鉄賢島駅方面に向かいます。

私は少し物足りないので大王崎方面に道を進めます。

体力的に難しい場合はそのまま賢島駅ゴールという選択もあります。

交通量は増えるものの、海岸沿いの道を進みます。

 

ほどなく和具港到着。

ここより自転車を輪行袋に収納し、賢島駅前まで定期船で戻ります。

ミニベロの輪行状態ですと自転車持ち込み料金が100円お安くなりました。

お昼のダイヤが少なく、前もって時間を調べておくのをお勧めします。

私は途中のスーパーでお弁当を買っておいて、ベンチに座って食べながら船待ちをしました。

初夏の蝉しぐれ潮騒が心地よく、穏やかで贅沢な時間を満喫させていただきました。

shima-marineleisure.com

画像

輪行状態のまま鳥羽駅到着。

お土産などをここで買って近鉄電車で帰宅しました。

 

ST-7800のブラケットカバーが無いから代用品

 DURA-ACE ST-7800

10SのSTIでもシフトワイヤーが横から出ているタイプです。

触覚付きなんて言われていますが、2003年に発売とあり既に20年ものです。

うちにあるこのST-7800ですが、きちんと動くものの古すぎてブラケットカバーがありません。(加水分解で崩壊しました)

このゴム部品がない為に機能的には正常でも使えなくなっており、現在手に入るものは結構高価なレプリカパーツのみです。

 

何とも悩ましい話なのですが、シマノ純正部品で使えそうなのを買ってみました。

ST-A070(ターニー)用です。

価格も1,000円もしない安価なもの。

 

若干きついのと、上部がはみ出ます。

けど、使うには何か干渉をするわけもなしこれで行くことにします。

DAHON SPEED P8 チェーン落ち(いい加減なわりに上手くいった)

クランクを純正から中古アルテグラに変えました。

チェーン落ちはミニベロの構造的(チェーンステーが短い)に起こりやすいとは聞いていましたが、これは嫌なことに変更後すぐ実感できます。

 

純正クランクにはバッシュガードが付いていてチェーン落ちなど無縁でありましたが、バッシュガードが無いだけで頻繫にチェーンが外側に落ちます。

どうやら、下り坂でローから一気にトップに入れるなどチェーンが一瞬たるむと落ちてしまうようで鬱陶しいことになります。

 

流石に普段のライドにもこれは不都合極まりなく、かといえ純正チェーンリングは処分したために、ガラクタ箱からカンチブレーキのアームとぐにゃぐにゃのアルミ板を使って適当極まりないチェーンガードを作りました。

内側は純正のチェーンガードですがこれがないと今度は内側にも落ちる地獄となります。 両方からチェーンを挟み込む手法です

 

画像

 

走行結果。

驚くことに全くチェーン落ちなし。

 

テストは前回ライド中チェーンが落ちまくった鳥羽パールロード

チェーンが落ちるたびに、しゃがんで復旧してると手がオイルまみれだし、本当に心が折れそうになりまして。

 

今回テストのために割と無茶な変速を試みたりしてみました。

前回は確実にチェーン落ちしていましたが下りでも全くなくなりました。

まれにアルミステーにチェーンが当たる音がしますが、どうもこれが正しく仕事をしてる証なのかというところ。

 

仮設置のつもりでしたがもうこれでいいかなという感じです。

はい。超不細工です。

画像